
特に敏感な海域の決定 19.2 MEPC38/19を紹介したとき、キューバ代表は、Sabana−Cama−guey多島海は地域的、国際的及び環境的に重要な海域であり、また、その生物学的な重要性だけでなく、社会経済的、文化的、科学的及び教育的な根拠から最大の保護に値するので、この海域を特に敏感な海域に指定するその提案について委員会の支援を要求した。キューバ代表が行ったこの声明は、この報告書の付録11に示してある。 19.3 多くの代表が、キューバの提案について支持を表明し、また、委員会も原則的にそれに合意したが、委員会は次会期にその承認を延期した。キューバ代表は、指定する海域のはっきりした線引き及びそれを保護するために始める方策を含めて追加情報を提出するよう要求された。 19.4 キューバからの代表は、その支援に対し委員会に感謝し、また、海域の線引きを明瞭に示した説明を含めて第39回MEPCに改訂文書を提出すると合意し、さらにまたその海域の保護に対してとるべき方策を示唆した。 印刷した、又はCD−ROM方式での船員に対するIM0の操作要件 19.5 MEPC38/19/1により、事務局は、船員の情報及び指針として船舶に備え付けるCD−ROM方式でのIMO出版物の準備が相当時間がかかる大変な仕事であり、また、一旦出版すると定期的に更新しなければならないことになると委員会に知らせた。委員会は、MSCがこの問題を第66回MSCにおける人的要因に関するMSC/MEPC合同作業部会に委託し、また、これが第67回MSC及び第39回MEPCに報告されることになっているとの知らせを受けた。委員会は、合同作業部会の勧告を待つと合意した。 19.6 オランダの代表は、オランダが規則を容易に手に入れ、また、検査員用としてのシステムを開発したと委員会に通知し、さらにこのシステムについてIMOの事務局に喜んで知らせると指摘した。この問題について第67回MSCへの提案は、公表されている。 二重船殻タンカーへの強化した環境保護システム 19.7 MEPC38/19/2を紹介したとき、英国代表は、書類が純粋に情報として提出されたことを委員会に知らせた。 19.8 韓国の代表は、特許を求め、また、その考えを促進するためIMOを利用して特許を追求する船舶構造に関する新しい考えを記載して委員会に提出された書類について懸念を述べた。 19.9 委員会は、船舶構造に対する新しい考えを記載した提案が特許権を持つ手続きであってはならず、また、その利用についてすべての人に自由でなくてはならないと合意した。 船外排出の監視 19.10 英国代表は、MEPC38/19/3及びMEPC38/INF.10を紹介し、Braer事故に続く上院議員Donaldsonの調査に委員会の注目を促し 前ページ 目次へ 次ページ
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